「出版」「発行」「発刊」「刊行」「上梓」の意味と違いと正しい使い方まとめ

どうも、すーです。

 

・出版
・発行
・発刊
・印行
・刊行
・上梓

 

活字に触れると
必ず目にする言葉ですが
あなたはこれらの意味を
正しく理解していますか?

 

「出版と発行の違いは?」
「印行と発刊の違いは?」
「刊行と上梓の違いは?」

 

恥ずかしながら、
僕はわかりませんでした。笑

 

 

まぁ、日常会話では、
出版、発行、発刊くらいしか
使わないような気がするのですが、
こういった言葉を何気ない会話で
さらっと話せると、
周りから一目置かれるかもしれません。

 

 

ということで、前から気になっていた
この言葉を詳しく調べてみたので
まとめておこうと思います。

 

読書家なら覚えおきたいですね。

 

出版の意味

まずは、よく聞く出版から。

 

出版とは、文書や図画などを
印刷やその他の方法により、
書籍、雑誌を作成して販売すること。

また、デジタルデータを製作した際でも
出版を使います

「書籍を出版する」
「電子書籍を出版する」
「本を自費出版する」
「画集を出版する」

発行の意味

 

発行とは、
新聞、雑誌などを印刷して
販売すること。
または、紙幣や、債権証明書、定期券などを
印刷して配ること。

 

出版は、書籍や雑誌などの
冊子を印刷し、販売することでしたが、
発行は冊子以外にも
適用できるということですね。

 

チケットや領収書なども、
発行という言葉が使えます。

 

ちなみに、新聞は冊子ではありません。
なので
「新聞を発行する」と言います。

 

刊行の意味

刊行とは文章や、図画などを
印刷等で、書籍にし販売すること

 

出版と似たような意味になりますね。

 

ニュアンス的な違いとして
出版よりは刊行の方が
お堅いイメージがあります。

 

文学集や楽典というようなものは
刊行の方がよく使われます。

 

発刊の意味

発刊は、新聞や週刊、
月刊コミック雑誌などを
継続的に出版する時に用います。

 

ちなみに、雑誌や新聞など、
定期、もしくは一定期間に
年に2回以上刊行するか、
刊行する予定のあるものを
定期刊行物と言います。

 

 

定期刊行物の最初に発行されるものを
創刊号と言います。

 

これもテレビのCMなどで聞いたことが
あるのではないでしょうか?

 

余談ですが、僕は小学生の頃、
ハリーポッターの動くチェスが
猛烈に欲しかったです・・・。笑

創刊号

 

創刊号(第一号)→第二号→第三号・・・第n号

と続いていきます。

 

 

週刊文集を例にすると、

1956年に創刊
2019年8月1日号を発刊

というように使い分けます。

 

第一号を創刊、
第二号〜第n号までを
発刊を使うということですね。

 

 

印行

印行とは、印刷して発行することを言います。

意味的には、刊行と同じです。

 

上梓

上梓とは文字を版木に刻むこと。
また、書物を出版することを言います。

 

ちなみに、梓(あずさ)とは、
昔中国で、版木に用いられた
木材のことです。

※版木とは印刷するための材料です。

 

そのため、本を出版することを上梓
と言います。

 

刊行、発刊などの「刊」は彫ることで
木版を彫ることからきています。

 

 

まとめ

以上が、印刷物の語句のまとめでした。

 

おさらいしておくと

 

出版=文書や図画などを印刷やその他の方法により、
書籍、雑誌を作成して販売すること。

発行=新聞、雑誌などを印刷して販売すること。
または、紙幣や、債権証明書、定期券などを印刷して配ること。

刊行=文章や、図画などを印刷等で、書籍にし販売すること。
(出版よりお堅いイメージ)

発刊=新聞や週刊、月刊コミック雑誌などを
継続的に出版する時に用いること。

印行=印刷して発行すること

上梓=上梓とは文字を版木に刻むこと。
また、書物を出版すること。

 

この単語を押さえておけば、
本を世に送り出すための
単語はほぼ網羅したと言えるでしょう。

 

 

これらの違いがさっと解説できると
一目置いてしまいますよね。

 

 

読書好きの方は
ぜひ覚えておきましょう!

 

 

あなたも速読を学んでみませんか?

 

 




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です