入念な準備をしてはいけない。

すーへーです。

 

僕の知り合いに
セミナーで全国を飛び回っている経営者がいます。

 

彼は多い時には一度に1000人以上の前で
トークを繰り広げます。

 

手元に台本などはおきません。

 

 

スライドをパラパラとめくりながら
アドリブでセミナーを盛り上げていきます。

 

 

 

大々的に広告を打っているわけでもなく、
口コミで参加者が埋まるので
それだけ素晴らしいセミナーだということが
伝わるでしょう。

 

 

 

ところでセミナーを開催する人には
大きく分けて2種類の人がいます。

 

・綿密に練り込んで一字一句台本に起こす人
・大枠だけを決めてアドリブで話す人

 

 

彼は後者でした。

 

 

 

なぜ彼はアドリブで話すのかというと、
本番になってみないと
相手のことがわからないからです。

 

 

参加者の年齢層、
理解力など。

 

ゆえに、相手の反応を伺いながら
その場で話の構成を組み立てるそうです。

 

 

もし、ガチガチに準備をして
本番に挑んでいれば、
一定の満足度は得られるでしょうが、
大満足をさせられるかといえば微妙なところです。

 

マクドナルドと同じような感じですね。笑

 

 

でも彼の場合は、
相手の表情が柔らかくなるまで
寄り添って話をするので
最後の方には会場全体が謎の一体感に包まれています。

 

 

こういうところがやっぱりプロだなと思います。

 

 

周到な準備をするためのリサーチ力ではなく、
その場をとにかく形にする「まとめる力」とでも言いますか。

 

これってビジネスマンにとっては
かなり重要な能力だなと思います。

 

完璧主義の話に寄ってくるのですが、
どれだけ準備をしても、
完璧な準備というものは存在しません。

 

未来というのは変数の集まりなので
想定外をつくらないようにしても
必ずモレが発生してしまうのです。

 

以前、想定外を作らないことの
お話しをしたことがありますが、
それは、
一発KOをもらわない準備をしておくこと
という意味です。

 

例えば、
1番の取引先から契約を打ち切られたら
経営が傾くというリスクを排除するために
新規顧客の開拓に力を入れておくとか。

 

逆に、大したダメージにもならないような
場合は、準備は切り捨てて
突き進んだ方が良い場合もあるということです。

 

 

だから彼は、
スライドだけ準備をして、
細かい流れまでは考えていません。

 

 

大切なのは、
その場を形にすること。
まとめる力だということです。

 

 

人前に立つと、
準備をしていれば話せるけど
急に話せと言われると固まってしまう人が
多いことでしょう。

 

それは、この
まとめる力が弱いことだといえます。

 

ではどうしたら身につくのでしょう。

 

 

実践しかありません。

 

とにかく恥を忍んで
やってみるしかないのです。

 

 

僕が日刊メルマガを始めたのも
このまとめる力を養うためでもあります。

 

これまでの僕は、
「話題ができたらメルマガを書こう」と思っていましたが、
この考えではプロにはなれません。

 

 

話題がなくても作り上げるのがプロなんですよね。

 

 

だから、とりあえず”書く”と決めるようにしました。

 

 

この日刊メルマガを始めて3週間ほどですが、
これまでは苦労して絞り出していた話題も
今では少し考えるだけでも
ポツポツと思いつくようになりました。

 

 

それに、
考えがまとまりきらないうちに
パソコンを打ち始めることにもしています。

 

 

書きながら着地点を探す訓練です。

 

 

今まで使ってきた脳とは
違うところに負荷がかかっている
感覚で、結構難しいです。

 

 

でも、以前と比べれば
執筆速度が半分くらいになったので、
少しずつは効果は実感しています。

 

 

まとめる力というのは
瞬発力でもあるので
急な展開にも頭が追いつくようになります。

 

 

上司から急にプレゼンを頼まれた時、
部下から突拍子もない質問が飛んできた時、
道端で好きな女の子にばったり遭遇した時。

どんな時にでも応用ができます。

 

 

鍛えるには実践あるのみですが、
意識できるとかなりアドリブに強くなりますよ。

 

では。

 

 

あなたも速読を学んでみませんか?

 

 




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