すーへーです。
今日は昨日の続きです。
(抽象的な話になるので、
難易度やや高めの内容です)
昨日のメルマガの感想をいくつか
紹介します。
「やり方によっては格上にも勝てることがわかった」
「インパクトの意識を持つことの大切さがわかった」
「相手視点に立って考えることの大切さがわかった」
「行動を起こせば必ず叶うとわかった」
本質を見抜けている方もいれば
あと一歩足りない方、
まだまだ表面的なことに
目が向いてしまう方がいました。
一を聞いて十を知るという言葉が
ありますが、これを実現させるには
本質を見抜く力が必要です。
同じ本を読んでも
あらゆる場面に応用できる人と
局所的にしか使えない人の差は
本質を抜き出しているかどうかです。
よく、本を読んでも実生活に使えない人がいますが
それは本の表面的な内容に踊らされている場合が
ほとんどです。
文章の中から著者の伝えたい本質的な部分を
汲み取らなければ、あなたの実生活に
役立てることは難しいでしょう。
逆に本質を見抜ける力さえ身につければ
それはあらゆるところで役立つようになります。
営業先の見込み客がどんな悩みに直面していて
どんなセールスをすれば契約に結びつくのか?
好きなあの子にどんなアプローチをすれば
振り向いてもらえるのか?
この悩みの根本的な原因は何なのか?
あなたの前に立ちはだかるありとあらゆる
壁を難なく壊すことができるようになるでしょう。
本質というのはやっかいで、
語り手が「これが本質です」と
答えを教えたところで意味がありません。
それは読者に
「〇〇が本質」という”知識”を
植え付けただけに過ぎないのです。
本質というのは、
教えてもらうのではなく
気付けるようになって初めて価値を発揮します。
つまり、本質を見抜く力というのは
知識力ではなく、思考力に関係があるのです。
まだふわふわしていて掴みにくいですね。
昨日のメルマガを例に
本質に切り込んでいきましょう。
あ、ちなみに本質の対義語ってわかりますか?
現象です。
本質とは目に見えないものであり、
現象とは目に見えるものということを
まずは覚えておいてください。
僕は昨日のメルマガで、
サッカーのセレクションで
弱者だった僕が強者を差し置いて、
狭き門をくぐることができたという
ストーリーをお話ししました。
これはストーリーなので、
現象なんですよね。
僕が表面的と言い続けてきたのは、
この”現象”だけを覚えてしまうことです。
ゆえに、僕が派手なプレーをして
試験官にインパクトを与える意識をした
ことをそのまま受け取ってしまうと、
かなり狭い学びしかできないということになります。
・就職試験で使えそうだ
・オーディションで使えるかもしれない
・合コンで女の子から興味を持ってもらえるかもしれない
こういったことにしか使えません。
このストーリーの本質的な部分は、
僕の視点です。
・自分がライバルとの力関係を把握したこと
・ライバルが何を考えているかを知ったこと
・どうしたら対象(試験官)に興味を持たれるかを
考えていたこと
こういった事例から、
主観ではなく、客観的視点を持つことの大切さや、
視点の切り替え方を汲み取ることができれば
さらに幅広い場面に応用することが可能になります。
例えば、
多忙を極める会社で、部下から
「残業が長くて嫁の不満が溜まっているから
早く帰らせて欲しい。」という
相談をされた時にも使うことができます。
・視点の移動を用いて、上記のストーリーに落とし込めば、
試験官・・・部下
ライバル・・・嫁
という構図ができあがり、
「残業を頑張ってもらいたい上司(自分)
vs
早く帰ってきて欲しい嫁」
になります。
もし、このまま残業を頑張ってもらいたいのであれば、
嫁との勝負に勝ち、
部下に残業をがんばってもらうには?
勝利したときに、
嫁を不快にさせない代替案は?
という視点で考えられます。
もっと噛み砕くのであれば、
”部下”が家に帰りたいと思うポイントを
どうやって残業をしたいと思うポイントが上回るか?
を考えればいいだけです。
僕のサッカーの事例と似てきましたよね。
そう考えれば、部下に
「そんな要望が通るわけないだろう」
と一喝することもなくなり、
残業をすることのメリットや、
残業をせずに帰ることのデメリットを伝えれば
部下の天秤がこちらに傾き始めるというのは
考えられるでしょう。
一見、昨日のメルマガのストーリーとは
全く違うように思えるものでも、
本質を見抜く力があればこうして
応用することができるようになります。
表面的なこと、”現象”に
惑わされることなく、
本質を意識した学びができるといいですね。
では。
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