「困った事は人に聞け」に潜む思考停止の罠

どうも、本の虫すーです。

 

最近、友人が起業をしたいと言い始め、
勉強熱心になっています。

 

彼はプログラミングに詳しいのですが、
起業をして何をしたいとかどうしていくかという

具体的なプランはありません。

漠然と起業というものに憧れているようです。

 

 

 

僕もいずれ起業するつもりで、
やりたいことが決まっているので、
サラリーマンをしつつコツコツと作業に取り組んでおります。

それを知っている友人とこんな会話が発生しました。
「オススメ本を教えてくれ」

「どんな?」

「起業に役立つ本」

 

 

彼には読書の習慣もなく、
どんな本が人気なのかもわからないので
とりあえず僕に聞いておけば間違いないと思ったようです。

 

 

僕のことを頼ってくれるのは嬉しいですが、、、

 

オススメ本を教えてくれという
言葉は好きではありません。

 

思考停止が隠れているからです。

 

 

起業を学ぶにしても、
抑えるべきジャンルはたくさんあります。

 

ビジネスマインド、マーケティング、セールス、専門スキル・・・

 

ビジネスマインドの中でも、
お金の使い方、時間の使い方、習慣の変え方、
思考の鍛え方など色々とあるわけです。

 

 

起業に限らずですが、
人生で成功を収めている人は、
必ず自分の頭で考えているわけです。

 

今の自分に足りないものは何か?

優先的に学ぶべき分野はなんなのか?

 

こういった自問自答をする中で、
自分にあった本が見つかるわけです。

 

 

人間はラクを選ぶのが得意なので
問題にぶち当たっても、
自分の思考を飛ばして、
他人の思考で答えを探します。

 

 

ですが、自分を成長させる本質は、
答えを知ることではなく、
答えを導く力を培うことなのです。

 

 

知識はただの道具であり、
これだけでは何の役にも立ちません。

 

よく、本に書いてある名言だけを
抜き出して話す人がいますが、
「俺はプロも愛用するゴルフクラブを揃えているんだ」
と言いつつ、OBを連発する上司くらいダサいです。

 

 

他人の言葉でしか話せない人は、
二番煎じで終わります。

 

 

 

 

 

先ほどの会話には続きがあります。

「起業の中でも何について学びたいの?」

「んー、色々・・・」

「聴き方を変えるわ。起業してどうなりたい?」

「んーわからん。」

「じゃあ今の生活に何の不満があるの?」

「刺激がないことかな。言われたことをやるだけの仕事がつまらない。」

「ほう。どんな刺激が欲しいの?」

「自分で考えたものを形にしたい。」

「自分で考えたサービスを売りたいってことかな?」

「うん。」

「ちなみに、それは一人でもできるの?」

「うん。」

「じゃあ、まず一番に困りそうなことは何?」

「売り方がわからない。」

 

 

僕はネットマーケティングの本を貸しました。

 

 

質問をいくつかぶつけたことで、
彼の中で起業をしたい理由や、
どうしていきたいかという理由がうっすらと見えてきました。

 

質問の切り口を変えることで、
潜在的な欲求が顕在化してくるんですよね。

 

わからないことがわからない状態からの脱却です。

 

 

これを自分の頭で解決できるといいですよね。

 

 

僕たちは無意識のうちに
答えを聞こうとします。

 

 

大切なことほど、自分の頭で考えられるように
意識する習慣をつけていきましょう^^

 

P.S.
以前はオススメ本を聞いたりしていたのですが、
人に勧められた本は読まずに本棚にしまってしまいます。笑

 

やはり、直感的に読みたいと思ったものしか
モチベーションは上がりませんね・・・。

 

 

最近はもっぱらメルカリで本を眺めてます。

あなたも速読を学んでみませんか?

 

 




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