正しい速読に不可欠な3つの要素とは？

どうも、本の虫すーです。

速読の発信をしていると、
たまに、速読なんて意味がないといった
指摘が飛んでくることがあります。

その人たちの言い分は、こんな感じです。
「早く読んでも覚えられなければ意味がない。」
「飛ばし読みしたら本の良さが味わえない。」
「大切な部分を絶対に見落とす。」

僕も速読を学ぶ前は、
こういった考えを少なからず持っていました。

もったいない精神があるので
飛ばし読みなんてもってのほかでしたし、
読んだつもりになっているだけで、
全く記憶に定着しないのではないかとも
思っていました。

ですが、実際に正しい速読方法を学んだことで、
こういったことは全て勘違いであったし、
速読を知らない人よりも
知識の吸収量が圧倒的に速くなったと思います。

ただ、速く読むことだけにフォーカスしすぎて、
なんの身にもならない速読を教えている教室などもあるので
そういった間違った方法を学ばないような
注意だけは必要です。

そこで、この記事では、
正しい速読術に必要な3つの要素を紹介しようと思います。

速読で大切なのは、
「理解」「スピード」「記憶」の3要素です。

この3つの柱が成り立ってこそ、正しい速読術と言えます。

速読に必要な3つの要素を手に入れるには？

まず、本の目的から確認しておきますね。

本を読む目的は、「その情報を私生活で使いまわすこと」にあります。
（小説はまた別だと思いますが。）

なので、知識を効率よく吸収し、
すぐに自分のものとして使えるようにならなければいけません。

そのインプットからアウトプットまでの流れを
高速で行うためのスキルが速読術なのです。

速読を身に付けるということは、
言い換えれば、「脳の回転スピードをあげる」
ということです。

つまり速読は、視野が広げたり、
目を動かすスピードを速くするだけでは習得できません。

目から受け取った情報をすぐに処理し、
自分の中で体系的にまとめて
すぐに引き出せるようにするまでの
処理能力を磨くことが
速読を身に付ける秘訣なのです。

したがって、先ほどお伝えした3つの要素を解説するとこうなります。

「理解」・・・文字を理解する速度をあげる。
「スピード」・・・文字を追う速度を上げる。
「記憶」・・・記憶に刻み込む速度を上げる。

これらの能力を１つずつ上げることが
速読上達の近道になるのです。

速読は筋トレと同じで、
脳を鍛えるトレーニングを積むことで
スキルが身についていくのです。

なので、たった10分のトレーニングで身につきます。

というような速読教室のキャッチコピーは
半分嘘のようなものです。

脳の処理速度が早ければ、
速読ノウハウを知るだけですぐに速く読めるようになりますが、
脳の処理速度が遅ければ、どれだけやっても速くなることはありません。

では、どうすれば脳の処理速度を上げることができるのか？

・YouTube動画を２倍速で見る。

YouTubeは動画速度を2倍速まで上げることができます。
この機能を使って、討論番組やセミナー映像などを視聴してみてください。

これだけで普通の人の２倍速で情報を処理することになるので、
いい刺激になると思いますよ。

僕はブログを書く前や本を読む前に、
これをやっています。

スポーツをする前に準備運動をしますよね。

それと同じで、脳をフル活用する前に
高速で動画を見ると、脳の活性を高めることができます。

この高速動画再生のいいところは、
意図的に自分の限界を突破させられることです。

例えば、本を速く読むために目を高速で移動させようとしても、
脳の処理速度に合わせて、目を動かしてしまうので、
結果的に自分のペースで読んでしまいます。

ところが、動画は自分のペースではなく、
機械が勝手に速度を決めてしまうので、
自分がついていくしかありません。

なので、想像以上の速さで頭が回転し、
いつもの自分のペースに戻った時、
遅く感じるのです。

たったこれだけのことで、
理解力とスピードを上げることができます。

そして、記憶力に関しては
以前記事にまとめたのでそちらを参考にしてください。

→【長期記憶】記憶力を5倍に引き上げる脳内物質読書法とは？

記憶力を高める方法はいくつかありますが、
この方法が手っ取り早くておすすめです。

もう１つ挙げるならアウトプットですね。

一度読んだ本を、自分の言葉でまとめ直すことをすると
記憶が定着しやすくなります。

こういったトレーニングを少しやってみるだけでも
効果はすぐに現れますよ。

YouTubeのトレーニング方法は
個人的にめちゃめちゃおすすめです。

ではまた。

あなたも速読を学んでみませんか？