すーへーです。
なぜという言葉は、
シンプルであり、最強の言葉です。
ビジネスマンの基礎中の基礎になりますが、
5W1Hについて学んだことはありますか?
・who
・when
・where
・what
・why
・how
だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どうした
僕は新人研修の時に
とにかくこれを意識しなさいと叩き込まれました。
上司に質問に行く時は、
これらを押さえておけば
モレもなくなり、完璧だと言われました。
取引先にメールするときは、
この通りに書けば、
困らせることはないと言われました。
たしかに、5W1Hは万能です。
ただ、僕としては
5W1Hを同列で考えるのは
どうなのかなと思います。
この6つの中に、
1つだけ次元の違うものが隠れているんです。
冒頭に結論を書いているので
察しは着くと思いますが、
「なぜ」という言葉は
そのほかの言葉に比べて一つ次元が高いといえます。
その理由を少し考えてみてください。
”なぜ”から、
物事はスタートするということです。
例を出しますね。
だれが 私は
いつ 7月までに
どこで 家の中で
なにを 痩せる
なぜ 夏に海へ行くから
どうやって 筋トレで
何かを始めるということは、
なぜという理由があるからなんですよね。
夏に海へ行くから
↓
私は7月までに筋トレをして痩せたい。
なぜがあるから、
それ以外の要素が埋まるということ。
つまり、物事を考えるには、
まずはじめに”なぜ”から
アプローチしていかなければなりません。
なぜをきちんと理解していないと、
間違った要素を組み込んでしまう場合があります。
そして、もう一つ理解しておかなければいけないのは、
なぜの理由にも深さがあるということ。
例えば上記の例であれば、
「夏に海へ行くから」というのは、
表面的な理由でしかありません。
夏に海へ行くから痩せたいと思うのはなぜ?
というように、なぜになぜを重ねることで
問題の本質に迫ることができるようになります。
するとこういった理由が見えてきます。
「異性からモテて、恋人が欲しいから」
こうしてその問題が沸き起こった
真因がわかると、
4W1Hの中身が変わることがあります。
筋トレでいい体を作ることを考えるだけではなく、
・かっこいい水着を買う
・無駄毛処理をする
・話術を磨く
といった、痩せること以外のことにも気がつきます。
さらには、
そもそもモテたいのであれば、
海に行かずに、街コンに参加した方が費用対効果が高いのでは?
といった代替案を考えることもできます。
トヨタ社長もなぜを5回繰り返すと
問題の本質にたどり着くといってます。
5W1Hの中で、
なぜだけが質問に重ね掛けができます。
そして、そのなぜには、
表層的な理由と深層的理由があるので、
これを意識できると、
本質を見極めることができるようになりますよ。
知り合いから相談された一例をご紹介します。
「すーへーは夢を追ってていいよな。」
「楽しいよ。君に夢はないの?」
「あるけど、もう就職しちゃったしいい年だからなぁ。(23歳)」
「追えばいいやん。」
「いや、もう無理だよ。」
「なんで?」
「やりたいことが違う業種だから」
「なんで違う業種だと無理なの?」
「これまで大学で学んできたことの
意味がなくなってしまうから。」
「なんで、大学で学んできたことを使い続けなければいけないの?」
「そりゃ授業料がもったいないからね・・・」
「どんなことをやりたいと思っているの?」
「カウンセラーかな」
「過去の大学の授業料や学んだことにとらわれて、
やりたいと思えないことを死ぬまで続けるのと、
カウンセラーとして、やりたい仕事で
クライアントに感謝されるのはどっちが幸せ?」
「後者かな・・・」
次の月には彼は会社を辞めていました。
悩んでいることって、
実はシンプルで、本質さえ見えれば簡単に解決できたりします。
でもほとんどの人が、
表層的な問題に意識を取られてしまい、
頭の中がごちゃごちゃしてしまうんですよね。
なぜをうまくつかって、
深層的問題を掘り起こせるようになると、
”悩む”ことはなくなり、”考える”ことができるようになります。
僕は本質を見抜けるようになってから、
悩むということがなくなりました。
どんな問題に直面しても、
大抵は5分もあれば解決してしまいます。
あなたの抱える問題も、
”なぜ”を駆使して
シンプルに考えてみると
意外と簡単に解決できるかもしれません。
よかったら参考までに。
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